【開催報告】「顕微鏡観察等の評価試料作製および評価技術の研修(精密切断機等の活用研修)」を開催しました

 令和5年6月19日(月)から令和6年2月29日(木)にかけて、技術研修「顕微鏡観察等の評価試料作製および評価技術の研修(精密切断機等の活用研修)」を随時開催し、県内の企業等から4社11名参加していただきました。
 顕微鏡観察や硬さ測定等は、素材や製品の研究開発、品質管理、品質保証を行なう上で重要な評価技術です。それらを行うための前処理として、切断による採取から鏡面研磨まで試料を調整する必要があります。本研修では、センター職員が評価試料作製に必要な基本事項について説明し、受講者から持ち込まれた素材や製品に対して、公益財団法人JKAの補助により導入した精密切断機等を用いた評価試料の作製実習と、硬さ試験機等の評価機器を用いた評価実習を行いました。
 参加企業において、評価を行なう目的や評価項目および評価する試料の種類により、作製方法や所要日数が異なるため、受講者の皆様と事前に打合せを行なった後に研修を実施しました。受講者の皆様からは、「実際に演習を行ないながらの説明はとても頭に入りやすい」等、好評をいただきました。
 評価試料の作製と評価に関する課題がございましたら、「技術相談」(無料)と「機器貸付」(有料)により対応しますので、お問い合わせください。
(金属担当 園田)


    作製機器例:精密切断機           研修の様子:試料断面のマイクロスコープ観察