案内・申込書 (PDF)
産総研・機能化学研究部門・研究者5名をお招きし、1. 産総研中国センターの概要、2. 高度分析機器の利活用、3. 企業支援事例を紹介します。3. 企業支援事例では、産総研と県内企業の連携事例などを紹介します。また、当センターによる県内企業支援事例も紹介します。会場参加の方には最新機器の見学会も行います。
より多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
令和6年8月2日(金)13:30~16:00(講演)
16:00~17:00(最新装置 見学会)
大分県産業科学技術センター 多目的ホール(A103)
(大分市高江西1-4361-10)
詳細(PDF)
〇機能化学研究部門の概要紹介
産総研中国センターは「材料診断技術」を看板に掲げ、研究の実施組織である機能化学研究部門は「材料診断技術」に「ナノセルロース技術」、「バイオものづくり」を加えた3つの重点課題に取り組んでいる。その概要について紹介する。
〇MALDI-TOFMSの使いこなし
高分解能MALDI-TOFMSは、高分子材料の分子構造解析に適した方法であるが、試料調製やデータ解析までいくつものノウハウが必要である。機能化学研究部門で開発してきた事例を交えながら、MALDI-TOFMSの使いこなしを紹介する。
〇公設試を介した地域企業との連携
機能化学研究部門では、これまで材料診断に於いて、あらゆる業種の企業と多数の連携を行ってきた。この連携で使用した技術・解析は地域で事業を展開している企業の皆さまの課題解決に役立つものと考えている。今回、地域企業との連携に於いて公設試を介した取り組み事例について紹介する。
〇ゲルNMR法の技術開発と材料開発への展開
材料が溶媒に溶けない場合、化学構造解析に使える分析手段は限られる。ゲルNMR法は難溶解性化合物を溶液NMR装置で分析する、新しい分析法である。当グループではこの手法を用いて分子レベルの材料理解に基づく材料開発に取り組んでおり、その事例について紹介する。
〇三和酒類株式会社との連携事例
当グループでは、長年にわたってバイオ界面活性剤(微生物由来の界面活性剤)に関する製造及び利用技術の開発に取り組んでいる。展示会での対話を契機として、新たなバイオものづくりに挑戦することになった三和酒類株式会社との過去の連携事例について紹介する。
〇伝統的な藍染料を用いた新しいカラーアルマイト
天然藍(インジゴ)の染色液はアルカリ性のため、カラーアルマイトへの応用は困難だった。本研究では新たにインジゴ中性染色液による染色方法を開発し、天然藍によるカラーアルマイトを実現した。特許を取得し、現在製品化を進めている。
〇最新装置 見学会
電子顕微鏡、微小部蛍光X線分析装置、MALDI-TOFMS(質量分析装置)
(座学)産総研 機能化学研究部門 研究部門長 佐藤 浩昭 氏
副研究部門長 水門 潤治 氏
高分子化学グループ 主任研究員 大石 晃広 氏
セルロース材料グループ 主任研究員 齋藤 靖子 氏
バイオケミカルグループ 研究グループ長 福岡 徳馬 氏
産科技セ 工業化学担当 研究員 上野 竜太
(見学)産科技セ 工業化学担当 主幹研究員 谷口・柳
無料
会場(現地)、あるいはオンライン(Zoom)
令和6年7月26日(金)必着
下記の申込みサイトにてお申し込みください。
https://ttzk.graffer.jp/pref-oita/smart-apply/surveys-alias/AIST2024summer
または、上記詳細URLの申込用紙に必要事項を記入してFAXまたはメールにてお申込みください。
※当日は、セミナーの様子を写真撮影して広報等に使用することがあります。
※お申込みいただいた内容は、本セミナーの運営管理に利用し、他の目的で利用することはありません。
大分県産業科学技術センター 工業化学担当 柳、安部
Tel:097-596-7101 Fax:097-596-7110
E-mail:i-chem@oita-ri.jp