【開催報告】技術研修「マイクロ波加熱技術のユースケース」を開催しました

 令和6年10月28日(月)に、技術研修「マイクロ波加熱技術のユースケース」を開催しました。本研修では、産業技術総合研究所 化学プロセス研究部門 主任研究員 中村考志氏から、マイクロ波加熱技術の原理、電場加熱の事例や磁場加熱の事例などについてご講演いただきました。また、九州大学大学院 農学研究院 准教授 椿俊太郎氏からは、抽出、凍結乾燥、殺菌、食品廃棄物資源化など、マイクロ波加熱の食品加工への活用事例についてご講演いただきました。講演後には産業技術総合研究所の中村氏よりご準備頂きましたマイクロ波加熱装置の見学をおこないました。
 研修には10社13名の方にご参加頂きました。アンケートでは、「マイクロ波を利活用した事象を学ぶことができた」、「マイクロ波の周波数制御や当て方によって効率的な温め方が出来ることは理解できた」、「微生物の殺菌への応用の手がかりをつかめた」、「業務で行う加熱・殺菌に使用出来る可能性を発見出来た」等のご意見をいただきました。
 マイクロ波加熱に関する技術相談等を随時受付けていますので、お気軽にご連絡ください。
 (電子・情報担当 首藤高徳 t-shuto【@】oita-ri.jp)

講演の様子

マイクロ波加熱装置の見学の様子