【開催報告「電磁気計測 ~パワーエレクトロニクス講座~」を開催しました ~ものづくり技術人材リスキリング研修~

 2050年カーボンニュートラル実現に向け、徹底した省エネ、再生可能エネルギー(再エネ)を積極的に活用する取り組みが加速しており、省エネではエネルギー消費の低減、再エネではエネルギー変換などの効率化が有効とされています。
 大分県産業科学技術センターでは、エネルギー効率を向上する電動化技術の基礎となる電気、磁気に関する技術講座を開催しており、本講座では、モータ、パワー半導体、磁性材料の評価に必要となる電磁気計測技術をテーマに「電磁気計測 ~パワーエレクトロニクス講座~」を、令和6年11月28日に開催し、県内の企業技術者の2社3名が受講されました。
 講座は、岩崎通信機株式会社の成田芳正様を講師に迎え、「B-Hアナライザによる軟磁性材料の磁気特性計測技術」について、磁性材料の磁気特性や磁気特性測定の基礎に関する座学と磁気特性測定作業(試料作製から測定)と測定技術の実習を通し分かりやすく解説いただきました。受講者からは、“測定原理が理解できた”、“要点解説が分かり易かった”など大変役に立ったとの評価をいただきました。
 電気機器の電気(電力)、磁気(磁界強度や磁気特性など)の測定、電気機器開発のための磁界解析などご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。
 (電磁力担当 城門)

研修の様子