案内・申込書 (PDF)
大分県産業科学技術センターでは、産業技術総合研究所・化学プロセス研究部門、新化学技術推進協会、大分大学理工学部より講師をお招きし、研究ネットワークの醸成を目的とした研究交流会を開催します。弊所による研究事例の紹介も行います。より多くの皆さまのご参加をお待ちしています。
令和7年2月28日(金)13:15~16:40
大分県産業科学技術センター 多目的ホール(A103)
(大分市高江西1-4361-10)
・新化学技術推進協会(JACI)の最近の事業活動と今後の展開
新化学技術推進協会 事業統括部長 片岡 正樹 氏
JACIは化学系企業と学協会から構成されるオープンイノベーションの産学官協働プラットフォームである。
本講演では、最近の活動事例と協調領域の更なる拡大を指向した今後の事業展開について紹介する。
・プラスチックのケミカルリサイクル
産総研 化学プロセス研究部門 研究部門長 山口 有朋 氏
産総研の資源循環利用技術研究ラボにおいて開発を進めてきた、ポリエステル(PET等)や難分解性プラスチック
(スーパーエンプラ)をリサイクルする技術について紹介する。
・ナノ空間材料を利用した高感度・高精度PCR法の開発
産総研 有機物質変換グループ 主任研究員 松浦 俊一 氏
メソ多孔体を用いた酵素固定化技術により独自のPCR法を開発。
1分子レベルのウイルスRNAの増幅検出および高温条件下での酵素の長期安定保存技術などについて紹介する。
・機械学習が先導する新規固体触媒開発
産総研 有機物質変換グループ 研究員 峯 真也 氏
機械学習を活用し、新規固体触媒を探索・提案するアルゴリズムを開発し、それをもとにCO2還元反応に有効な
新規多元素触媒の開発を行った研究について紹介する。
・環境化学の視点から考える, Al(or Si)有機酸錯体の検出と同定
大分大学 理工学部 理工学科 講師 江藤 真由美 氏
SiとAlは基礎的な物理化学的挙動には未解明の部分が多く、当日は、その中でも有機酸錯体の形成及び、それを
利用した水処理システムについての研究を紹介する。
・ロゼスパークリング清酒の開発
産科技セ 食品産業担当 主幹研究員 後藤 優治
ロゼスパークリング清酒の製造のために開発した、紫黒米を用いて清酒を赤色に着色する手法を紹介する。
・伝統的な藍染料を用いた新しいカラーアルマイト
産科技セ 工業化学担当 主幹研究員 谷口 秀樹
アルミニウム表面を染色するカラーアルマイトにおいて、新しい染色プロセスを開発することによってこれまで
困難だった天然藍による染色に成功した。開発内容や現在の展開を報告する。
※講演タイトルは変更となる可能性があります。
無料
令和7年2月21日(金)必着
下記の申込みサイトにてお申し込みください。
https://ttzk.graffer.jp/pref-oita/smart-apply/surveys-alias/20250228event
※当日は、セミナーの様子を写真撮影して広報等に使用することがあります。
※お申込みいただいた内容は、本セミナーの運営管理に利用し、他の目的で利用することはありません。
大分県産業科学技術センター 工業化学担当 上野、柳
Tel:097-596-7101 Fax:097-596-7110
E-mail:i-chem@oita-ri.jp