センター紹介

ものづくり現場の技術支援機関

大分県産業科学技術センター
「ものづくり現場の技術支援機関」を掲げ
県内企業が抱える「技術の高度化」や「新技術・新製品の開発」
といった課題に即応した適切な技術支援を行います。

更なる企業支援の充実に向けて
センター独自の技術シーズの研究開発を進め
新産業の創出に向けた成果の移転と、実用化・事業化に至る
各段階における支援の強化を図るとともに
センター単独で的確な支援が難しい場合には
国の研究機関や大学等との多様な連携を通じて
県内企業を支援します。

大分県産業科学技術センターは、「商工業を中心とする県内産業の振興」を目的に設定された県の技術支援機関です。
社会ニーズ・産業界ニーズ・技術ニーズを的確にとらえ、ものづくり現場の支援機関 として県内企業のみなさまを支援します。

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 令和5年4月1日付で大分県産業科学技術センター長に就任しました宮沢哲(みやざわあきら)です。どうぞよろしくお願いいたします。
 当センターは、明治43年(1910年)に大分県醸造試験場として開設され110年以上の歴史を有しています。その間、大正11年(1922年)に大分県工業試験場に改組後、幾度かの組織再編を経て、平成6年(1994年)に日田産業工芸試験所、別府産業工芸試験所と統合され現在の名称となりました。現在は、試験研究を実施する7つの担当(製品開発支援、電子・情報、電磁力、機械、金属、工業化学、食品産業)に計量検定、企画連携、管理を加えた10担当から構成され、大分の活力創造に向けた「次世代産業の育成」と「県内産業の基盤強化」をミッションとする試験研究機関として活動しています。多くの先輩たちが築き上げてきた歴史ある当センターの長として、これまでの蓄積を引き継ぎつつ新たなステージへと進化していくことの責任を感じております。
 今後、ものづくり産業が持続的に発展していくためには、デジタルトランスフォーメーション(DX)やグリーントランスフォーメーション(GX)などといった社会変革への対応や、高度技術人材の確保・育成などが求められています。そこで、令和6年度から5年間の業務の指標として「第5期中期業務計画」を策定しました。この計画では「ものづくり産業の競争力強化・地域課題の解決をビジョンとして掲げ、先端技術イノベーションラボ(Ds-Labo)やおおいた食品オープンラボなどを活用したオープンイノベーション拠点としての取組を推進し、技術の社会実装を目指して参ります。
 県内産業の基盤強化、すなわち競争力強化のため、県内外の大学、公的試験研究機関等との連携も深化させるとともに、広報活動にも注力して当センターのプレゼンス・ブランド力の向上に努め、大分県に根ざした産業科学技術の発展に取り組んでまいります。

1910年大分県醸造試験場として開設
1922年 12月大分県工業試験場に改組して発足
1923年 9月大分市舞鶴町に庁舎を建設し、業務開始
1938年 1月大分県工業試験場別府工芸指導所を別府市浜脇に設置
1947年 1月大分県日田工芸指導所を日田市に設置
1948年 4月別府工芸指導所を分離し、大分県別府工芸試験所と改称
1949年 4月大分県日田工芸試験所を日田市中央一丁目に新築移転
1951年 1月大分県工業試験場の本館を新築
1952年 5月大分県別府工芸指導所を別府市秋葉通りに新築移転
1954年 4月大分県別府工芸指導所を大分県別府産業工芸試験所に、
大分県日田工芸指導所を大分県日田産業工芸試験所にそれぞれ改称
1963年 10月大分県別府産業工芸試験所を別府市東荘園町に新築移転
1966年 1月大分県日田産業工芸試験所を日田市玉川町に新築移転
1969年 1月大分県工業試験場を大分市下郡に新築移転
1980年 3月大分県日田産業工芸試験所を日田市石井町に新築移転
1984年 3月大分県工業試験場電子部棟を大分市中判田に新築
1990年 3月大分県・工業技術院研究交流センター発足
1994年 4月大分県工業試験場、別府産業工芸試験所、日田産業工芸試験所を統合し、大分県産業科学技術センター発足
1994年 5月大分市高江西一丁目に新築移転
2001年 4月別府産業工芸試験所を分離するとともに、大分県別府高等技術専門校と統合し、大分県竹工芸・訓練支援センター発足
2005年 4月大分県農林水産物加工総合指導センターを統合
2009年 4月日田産業工芸試験所を分離し、大分県農林水産研究センター林業試験場に統合
2010年 4月大分県計量検定所を統合
2014年 8月食品オープンラボを開設
2018年 4月先端技術イノベーションラボ(Ds-Labo)を整備