機械分野では、CAD/CAM/CAE、機械加工・電気加工・レーザー加工、三次元計測、表面粗さ測定など、デジタルデータを活用して、ものづくりの現場を総合的に支援します。
デザイン分野では、デザイン・地域資源・3Dプリンタ等を活用する新製品の開発研究、企業単独では困難な開発課題等の解決に向け企画から販促のデザインまでトータルに支援します。
支援事例
部屋温度20℃±1℃の精密測定室で、三次元測定機や測定顕微鏡など各種測定機器により、形状・長さ・角度・表面粗さなどの測定を行っています。加工精度や組立精度の検査、使用前後での形状変化測定などの支援実績があります。
また、マイクロメータ等測定器の校正の支援実績もあります。
CAEとはコンピュータ上で設計した製品や部品を解析する技術のことです。当センターでは、構造、伝熱、流体解析が可能なシステムを導入しています。負荷重を加えた部材の応力解析や製品に熱を加えた時の温度分布解析などの支援実績があります。
【ハイスピードカメラ】
ハイスピードカメラは、1秒間に数千~数万コマ撮影することで、肉眼では認識できない高速な現象や動作をスローモーションで再生することができるカメラです。生産工程での動作異常を確認したり、自然現象を観察することができます。IC製造装置、医療用製品、食品製造工程、スポーツトレーニング用機器の高速動作の観察・検証などの実績があります。
【サーモグラフィ】
サーモグラフィとは物体の温度をテレビカメラのように目で見える形で表してくれる装置です。当センターでは、30万画素で広角45°までの視野を捉えるレンズを搭載したサーモグラフィを導入しています。支援事例として太陽パネルや電子部品の故障個所の特定などの支援実績があります。
デザインの活用を図ることで、県内中小企業が商品開発力を高め、ユーザーにとって価値のある商品を生み出すことを目的に、商品開発の各段階(商品企画、商品設計、販売促進、市場導入等に至るプロセス)を専門アドバイザーと連携して支援します。
3Dデータから直接樹脂の立体モデルが造形可能な3Dプリンタの利用を推進し、スキャニングやCADによる3Dデータ作成から、各種解析と併せ、三次元技術によるものづくりを支援します。



県の地域資源である竹材の利用促進の取組みとして、インキュベーション型貸工房「未来竹房B-スクエア」(平成21年度開設/3室)の入居者を対象に、商品開発や需要開拓等のマーケティング手法の技術支援、展示会支援を行なっています。 竹工芸従事者の自立支援と技術の研鑽を図り、竹林資源の有効活用を促進します。